皆さま、こんにちは。
東京クロコダイルです。
さて今回は東京クロコダイルの
「ナイルクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布グランデ」と
「スモールクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布マキシマム」
をみながらナイルクロコダイルとスモールクロコダイルの違い、クロコロコダイル革の種類や質についてお話いたします。
目次
- ナイルクロコダイルとスモールクロコダイルの違いについて
- ナイルクロコダイルの特徴
- スモールクロコダイルの特徴
- ナイルクロコダイルとスモールクロコダイルの優劣について
- クロコダイル製品を選ぶ上で大事なこととは
ナイルクロコダイルとスモールクロコダイルの違いについて
これから比較する「ナイルクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布グランデ」と「スモールクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布マキシマム」は東京クロコダイルの大人気商品です。
細部のパーツに至るまで厳選し、クロコダイル革、デザイン、使い勝手、裁断、縫製など東京クロコダイルと職人が純粋にクオリティを追求しております。
この2モデルはデザイン、仕様、使用しているパーツはすべて同じもので単純にメインのクロコダイル革が
ナイルクロコダイル(ニロティカス、ナイルワニ)か
スモールクロコダイル(ポロサス、イリエワニ)かのみの違いになります。
商品紹介の別々のページでご覧になられてもわかりにくいかと思いますので並べて比べてみました。
※在庫の中からランダムに選んだお品で撮影しました。
表面
裏面
画像の中で上がナイルクロコダイル革を使ったグランデ、
下がスモールクロコダイルを使ったマキシマムになります。
同じ染色工房で染めたマットブラックですが、色目が異なって見える点はご容赦ください。
こちらは気候やロットの違いにより個体差が出るためで革自体の種類の影響によるものではございません。クロコダイル革は全く同じに染まることはなく、唯一無二の個性となります。
ナイルクロコダイルの特徴
マットクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナーグランデ
グランデはアフリカ原産のナイルクロコダイル革を使用してます。
こちらはスリムタイプのエレガンテと並び、東京クロコダイルの看板モデルです。
センター1枚取りで鱗模様のバランスは竹腑(たけふ)から丸附(まるふ)にかけて緩やかなラインで細かくなります。
スモールクロコダイルの特徴
スモールクロコダイルマットプレミアメイドラウンドファスナーマキシマム
マキシマムは東南アジア原産のスモールクロコダイル革を使用しています。
こちらもクロコダイル革のお腹部分を丸々使用した継ぎのない贅沢なセンター1枚取りになります。
ナイルクロコダイルと比べ竹腑(たけふ)から丸附(まるふ)へのコントラストがハッキリしています。
今回初めて対比したものを実際に並べてみたわけですが皆さまの印象はいかがですか?
スモールクロコダイルを『小さいクロコダイル革全般』の事とご認識の方もいらっしゃるかもしれませんがポロサスもしくはイリエワニの呼称で全長6mを超す大きな個体も存在します。
ナイルクロコダイルとスモールクロコダイルの優劣について
ナイルクロコダイル革とスモールクロコダイル革の優劣についてのお問い合わせをいただきます。
こちらについてはスモールクロコダイル革の方が近年の希少価値の上昇により高価になります。
※染色、加工の手法により付加価値が変わる事もあります。例としてナイルクロコダイルベースのヒマラヤは特に良質な原皮を仕分けし、加工されており高値で取引されます。
東京クロコダイルのラインナップでもマットブラックに関してはスモールクロコダイルシリーズの方が価格が高くなっています。
ただし、ナイルクロコダイル革もバランスのよい鱗模様が高く評価されており、ヨーロッパのスーパーブランドでもこぞって使用され良質な革は世界的に不足した状態が続いております。
東京クロコダイルでも主力製品に使用しており日々、東京クロコダイル製品にふさわしい良質なナイルクロコダイル革を手配するのに奔走しています。
・・・・・結論を申し上げますと、
あくまで東京クロコダイルの見解ではありますが
単純に選択されるオーナー様のお好みであり種類による優劣はないかと思います。
ただし、先ほどご説明した通り、クロコダイルはもちろん種類に関わらず非常に高価な革なのですが、希少価値はスモールクロコダイル革が最も高いものになります。
特に現行モデルで使用している財布製作に適したサイズ、ふさわしい質のスモールクロコダイル革の入手は東京クロコダイルのコネクションをフル活用しても相当入手が難しい状況が続いております!
クロコダイル製品を選ぶ上で大事なこととは
もう一点、クロコダイル製品を選ばれる際のポイントは、
『革の質が重要』
だと思います。
もちろん、デザインや仕様が気に入られている前提です。
ホームページ上のトップ画面の高級皮革の種類の項目でもご紹介していますが一般的に製品に使用されるクロコダイル革はクロコダイル属クロコダイル科の中でもスモールクロコダイル、ナイルクロコダイル、ラージクロコダイル、シャムクロコダイルになります。
良質なものはクロコダイルの種類に関係なく他の素材の皮革には出せない独自の美しさと存在感があります。
東京クロコダイル製品はオーナー様にご満足いただけるよう革の段階で検品をしっかり行い、
良質なものに絞り込み、お届けする製品の品質に差が出ないよう細心の注意を払います。
かなり大ざっぱなのですが、東京クロコダイル製品は
原皮(輸入) ⇒ 革(鞣し) ⇒ 染色加工 ⇒ 検品 ⇒
企画デザイン ⇒ 裁断 ⇒ 縫製 ⇒ 検品 ⇒ 完成
という流れで生産しています。もちろん一つ一つのプロセスの中に大量の工程がございますのでかなりざっくりですが…。
当然、製品に使われている付属品にも付属品になるまでの同様のプロセスがあります。
製品として完成するまでにたくさんの時間とたくさんの人の手を経て製品となります。
また、1工程の仕上がり具合で完成時の品質に大きく影響してしまいますので慎重なプロセスが必要です。
東京クロコダイルは信頼のおける海外の養殖場、鞣し染色加工のタンナーの職人、縫製に携わる職人との協力のもとオーナー様にご満足頂けるよう引き続き良質な皮革を使用した製品を発信してまいります。
今回はクロコダイルマットラウンドファスナー長財布のグランデ、マキシマム&クロコダイル革の種類と質についてでした。
ナイルクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布グランデを
スモールクロコダイルプレミアメイドラウンドファスナー長財布マキシマムを
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