新商品スモールクロコダイルショルダーバッグ『煉（れん）』を発売いたしました！

東京クロコダイルでございます。
おかげさまでスタッフ一同、忙しい日々を送らせていただいております。

今回はバッグでは久々の新作、
『煉（れん）』が発売されましたのでご紹介させていただきます。

商品名は『洗煉』『鍛煉』の『煉』からいただきました。

お求めいただいたオーナー様に愉しく使い込んでいただき、革を磨き上げ、さらなるブラッシュアップを追求いただければという願いを込めてのネーミングとなります。

東京クロコダイル製品をコレクションいただいているオーナー様より、
『カジュアルにも使えて実用性の高いショルダーバッグが欲しい』という、
ご要望をいただき、製作を決定いたしました。

財布中心の東京クロコダイルですが実はバッグの企画生産も主力分野なんです。

今作は国内染色された大判のスモールクロコダイル（幅４８～５０ｃｍ）をダイナミックに余すところなく１枚使い切ります。
クロコダイルは一般的にサイズと価格が比例しますのでその価値はお判りいただけるかと思います。
このサイズになると全長２ｍ近いクロコダイルとなりますので一般的には上品に仕上がるセンター一枚位取りとはいえ、インパクトある鱗のサイズ感により適度なワイルドさも加わります。

裁断前に大まかな裁断のバランスを決めています

メインとなる表部分の裁断風景です

『クロコダイルにおいて、理想的かつ最も贅沢なセンター取りの裁断』と言い切っても良いかと思います。

東京クロコダイルを運営する有限会社セイジョのOEM事業でもバッグは製作してはおりますが、このサイズのスモールクロコダイルをここまでダイナミックにセンターで裁断することはそうそうありません。
卸の場合、利益の乗る流通を経由しますので、ここまでコストのかかる革の使い方をしてしまうと原価計算的に合わなくなってしまいます。
これができるのは製造直販である東京クロコダイルの特権ですね。
オーナー様にとことんご満足いただきたいので短絡的なコストカットはいたしません。

縫製ももちろん国内工房で丁寧に行われています

ちなみに画像のパーツは背面部分で実用面を考慮した深めのファスナーポケットが配備されています。
一枚が大変貴重で高価なスモールクロコダイル革となりますので当然ながら信頼できる職人さんに託しています。

スモールクロコダイルショルダーバッグ【煉】は国内タンナーによる鞣し染色、革の選別、裁断、縫製と多くの職人の手を経て完成に至りました。

そして気になる着用イメージは・・・、

今回、男性モデル不在につき女性モデル（身長164㎝）が担当しております。

斜め掛けイメージ

肩掛けイメージ

ご覧の通り、クロコダイルのバッグらしからぬボリューム感があります。
高級素材を使いつつ、直線とマチ部分の曲線を織り交ぜ、嫌味なくお使いいただけるフォルムが特徴です。
【縦33cm ×横29cm ×マチ5cm】

ショルダー部分はコットンキャンバスベースにクロコダイルを乗せた無段階調整可能なタイプなので斜めかけ、肩掛けと幅広い長さに対応可能です。
【ショルダーストラップ35cm-66cmに調節可】

端正なスモールクロコダイルの鱗模様を主役にしつつ、落ち着きのあるマットな質感により、適度なエレガントさを演出します。

また、素材、つくりに裏打ちされた、固すぎない上質さをしっかりアピールできるビジュアルとなってます。まさに『大人カジュアル』といっていいのではないでしょうか？

また、今作、【煉】の特徴の売りの一つで、研究を重ね、このサイズ感としては驚異の軽量化も図っております。
【重さ：約550グラム】

このサイズのクロコダイルは革1枚で一キロ近くなるのですがソフト感と軽量化を図るため、丁寧に漉きを行います。

必要以上に薄く漉くと耐久面が伴わなくなるのでしっかり検証し、最適解をお出ししました。

漉き作業の様子

ちなみにこちらの画像の漉き作業は裁断後に行われたものを撮影したものです。

一般的にボリュームのある本革のバッグは素材に関わらず、重量が伴うことが多く、タンスの肥やしになりがちです。

東京クロコダイルでは
『せっかくお求めいただいたオーナー様にはたくさんの機会でお使いいただきたい』
『どこにでも持っていきたくなるようなバッグをご提案したい』
という想いで製作しますので高級皮革スモールクロコダイル（ポロサス）革を使用しても軽量、カジュアルに振ったデザインでコーディネートにお困りになることはないかと思います。