東京クロコダイルです。
記事更新すっかり無沙汰してしまいました・・・。
実は2023年に入り、例年以上のペースで新作をおつくりしております。
東京クロコダイルはEC限定ブランドにもかかわらず大量生産ができないこともあり、積極的に情報発信はしておりません。
そのような中、ご縁をいただきページを開いていただいたこと、心より嬉しく思います。
クロコダイルをはじめとするエキゾ好きの方々に色々お伝えしたいことは多々ありますので記事を書くこともルーティーン化していきたいところでございます。
さて、今回は今までの東京クロコダイルのラインナップとは少々毛色の違う、
アップルウォッチバンドを製作、販売しましたのでご紹介したいと思います!
実は完全に新ラインナップだったというのもあり東京クロコダイルでは珍しく2月にトライアル販売を行いました。
初回生産分は数日で完売したというのもあり、今回自信を持って正式にラインナップに加わった次第です。
アップルウォッチバンドは以前からお客様よりご要望はいただいていたのですが、私自身、アップルウォッチを使用したことがなかったため、正直ピンときておりませんでした・・・。
ビジネス上の中で、以前から取り組んでみたかった製法を得意とする職人さんとご縁がありましたのでそれを活かしたアップルウォッチバンドを製作、販売してみようと方針が変わり水面下で準備を進めていました。
取り組んでみたかったものづくりとは・・・
『完全手縫い(ハンドステッチ)です‼』
クロコダイル素材のアップルウォッチバンド自体は他のショップさんでもお取り扱いはあるのですが、ミシン縫いが大半を占めております。完全手縫いのアップルウォッチバンドはかなり希少だと思われます。
東京クロコダイルのオーナー様方は他では手に入らないアイテムをお求めいただく傾向が強いです。今作は最大の付加価値であるクロコダイル素材を使用している、プラスアルファで完全手縫いというさらなる明確な差別化ポイントがつきました。オーナー様に自信を持って『ご満足いただける』とお伝えできる出来に仕上がっていると思います。
クロコダイルアップルウォッチバンドの「手縫い(ハンドステッチ)製法」とは?
縫製の主流であるミシンを使用せず、ステッチ箇所に菱目打ちで先に穴を開け、そこに針と糸を通し、縫い上げていく製法です。ミシン縫いと比べ、ものづくりに数倍の時間を要します。メリットは丈夫でミシン縫いでは不可能な太ステッチによる重厚感や手作りによる温かみを体感いただける点でしょうか?デメリットは製作にとにかく時間がかかるため大量生産ができず工賃が高額になります。
職人さんから製作時の画像をいただきましたのでご紹介させていただきます。
東京クロコダイルのアップルウォッチバンド製作工程
1.素材
メイン表面は良質なクロコダイル、裏面はイタリア、ワルピエ社の人気のヌメ革、ブッテーロを採用。ブッテーロは本来表面に使用するにふさわしいのですが、それをあえて裏面に使用してしまう。見えないこだわりも東京クロコダイルらしいですよね?
2.菱目打ち
ステッチを通す位置に事前に穴を開けていきます。繊細な作業でこの工程が美しく仕上がる分岐点ともいわれています。
東京クロコダイルが信頼する職人が行いますので安心ですね。
3.手縫い
菱目打ちであけた穴に糸を通していきます。
ミシン縫いだと数秒で作業可能な距離を数十分かけてじっくり進めていきます。
ミシン縫いとの最大の違いはミシン縫いは上糸、下糸の組み合わせで、2本の糸が絡まってステッチが入るイメージですが手縫いの場合は1本の太い糸で職人が革への負荷を計算しながら最適な力加減で美しく縫い込んでいきます。
4.断面の磨き
コバ塗する前の下準備です。
革の断面が滑らかなほどコバの乗りが良いので器具で丁寧に作業を行います。
5.コバ磨き
コバを塗り、乾かして、磨きの作業を4回繰り返します。
革製品の断面は凸凹、ザラザラしていたら気になりますので滑らかな質感になるまで仕上げます。時計バンドはアクセサリー要素も強いのでここも重要ですね。
6.完成
画像ではわかりにくいかもですがステッチの存在感がミシン縫いの時計バンドの比ではありません。
シンプルなデザインでモノの本質を追求してつくりました。革の魅力もうまく引き立たせることがでいていてとにかくかっこいいです。手前味噌ですが(笑)
大切なお客様にお勧めするのに自身で使わなければ話にならないということで
トライアル販売前のサンプル(藍染)とマットブラックを自身で購入してすでに3か月ほど使用しています。
今回のアップルウォッチバンド製作に伴って、アップルウォッチ本体を初めて使用したのですがもっと早く使っておけばよかったと後悔しまくってます(笑)
アップルの回し者みたいな発言ですがiPhoneご愛用の方で未経験の方は一考いただく価値が大いにあると思います。
アップルウォッチ、とても便利でもはや手放せない存在です。
今、藍染×ブラック金具、マットブラック×シルバー金具の2本で使い分けてますが付け替えるだけでかなり印象を変えることができるのも面白いです。追々他のカラーもワードローブに追加していく予定です。
アップル純正バンドの使用感もかなり良いので、純正と比較して着用感で負けないか心配でしたが杞憂でした。睡眠アプリを見たいのでこちらのクロコダイルのバンドを寝るときも着用してますがソフトで手に馴染み個人的には睡眠の邪魔にはなっていません。軽いのも好印象です。
ココが一番重要ですがアップルウォッチ純正バンドと組み合わされた状態でのアップルウォッチ特有のガジェット感がなくなり、高級腕時計寄りのビジュアルにアップデートされます。
アップルウォッチ自体は本気の時計好きの方からしたら腕時計とは呼びにくいでしょうからあえて『寄り』という表現を使わせていただきますがバンドが変わるだけでも思った以上に印象が変わります。
クロコダイルアップルウォッチバンドのカラーバリエーションと対応機種
東京クロコダイルアップルウォッチバンドはラインナップが豊富ですので、気分やTPOに応じてカラーを使い分けていただくことも可能です。
カラーバリエーション
メインのクロコダイルカラー左から、
となります。
金具カラーバリエーション
組み合わされる金具は、クロコダイル全色共通で、
- シルバー
- ゴールド
- ローズゴールド
- ブラック
の4色。
対応サイズ
- ケース大 42㎜、44㎜、45㎜、49㎜
- ケース小 38㎜、40㎜、41㎜
の2型。
対応モデルは安心の
Apple Watch全規格対応
Ultra,Series8,Series7,SE,Series6,Series5,Series4,Series3,Series2,Series1
です。
現存するアップルウォッチの全色、全モデルに合います。(2023年6月時点)
ご自身や大切な方へのプレゼント、パートナーとのペアや色違いで揃えていただいたりと、ご活用いただければ嬉しいです。
後、先ほどチラッとご紹介した、オンオフや、コーディネートに合わせてベルトを付け替えていただく使い方もお愉しみいただけるのではないでしょうか?
今作、クロコダイルアップルウォッチバンドはご愛用いただいているアップルウォッチのグレードアップに貢献できると自信を持って申し上げれるレベルに仕上がりました。
特に東京クロコダイルオリジナルカラーである
オーロラ、コスモブルーのバンドは世界中で東京クロコダイルのみでしかゲットできません。
激レアです。
パッケージは東京クロコダイルのアイコンの一つである、浅草で製作した桐箱に入れてのお届けとなります。
サイズが既存サイズでは存在しない薄さで、中央に仕切りを入れる加工を要望したので、職人さんに試作を重ねていただきやっと完成した桐箱です。
画像には載せてませんがバンドがカタカタ動かず安定するように片方ずつ台紙に入れたナイロンに梱包した状態でのパッケージングです。
ご自身用はもちろん、プレゼントにお使いいただいた際もお相手様にも喜んでいただけるよう考えた仕様です。
こちらもご期待にお応えできるかと思います。
クロコダイル、日本製、完全手縫いと高額になる要素は満載なのですが東京クロコダイル独自の販売戦略により、良質なお品物をベストプライスでご提案できました。
東京クロコダイルの新作ラインナップ、クロコダイルアップルウォッチバンドのご紹介、いかがでしたでしょうか?
デザイン、機能性、ステータスアップと明確な『メリット』をオーナー様にお届けすることをお約束いたします。
ご不明な点等ございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
以上、東京クロコダイルでした。
東京クロコダイルのクロコダイルアップルウォッチバンドを