皆様、こんばんは。
東京クロコダイルでございます。

クロコダイル藍染ラウンドファスナー長財布『蒼あおい』(以下、蒼という)についてのたくさんのお問い合わせ誠にありがとうございます。

こちらの蒼は約2年前にも数量限定で販売したもので、今回フルモデルチェンジし、完全リニューアルいたしました。
具体的な変更点としては藍染の加工工場を変更し、より深く、より奥行きのあるブルーになるよう依頼、デザイン、ファスナー、内装革の見直しによりさらに上質なラグジュアリーを体感いただける仕様となっております。

そろそろお財布を新調したいと思っていたこともあり、完成した段階で蒼を自身で購入し、現在使っておりますので今回はその簡単なレポートもしたいと思います。
その前に、商品ページに載せきれなかった製造の工程も画像でご紹介いたします。

職人さんたちに撮影協力いただきましたのでお蔵入りさせるのも勿体ないですしね(笑)

クロコダイル革に藍染料で色を入れていきます。手作業で根気のいる仕事です。

一般的な染色はドラムという染色用の機械を使いますが藍染めは職人が手作業によって色を入れていきます。

藍染クロコダイル

藍がしみ込んだら乾かし、また色を入れる工程。

色を入れて乾かす工程を数度経て色の濃さの調整をします。
今作はより深い色味を出したかったのでこの工程の回数を増やしていただきました。

色がしっかり入った状態で板に張り付けしっかり乾燥させる。

目指すカラーになった段階で乾燥。
しっかり革が張るよう計算して釘が打ちつけられています。

奥行きのある美しいジャパンブルーです。

藍染め革の特徴である美しいブルーです。
一般の染料の場合だと平面的に染まるのでこの表情の違いだけでも一見の価値あり!です。

東京クロコダイルの工房に託されます。

裁断は東京クロコダイル自慢のセンター一枚取り。
クロコダイル革では最上位部位であるお腹部分を丸々使用します。
もちろん1匹分のクロコダイル革から1点のお財布しかつくれません。
今作の蒼もセンター一枚取りで完成時に鱗模様のバランスが美しく仕上がるサイズの革を厳選しております。

プレミアメイドシリーズをご利用いただいているオーナー様はご存じのことかと思いますがとてもいい仕事をする職人さんです。

伝統工芸藍染のクロコダイル革を、さらに信頼のおける職人が約2か月の時間をかけ、丁寧に製作しております。

オーナー様には『いいものを所有している』という優越感に思う存分浸っていただきたいので、
内装の牛革には最新の加工である脱クロムのタンニンレザー、
ファスナーはYKKエクセラの本金(Auコーティング)ダブルを使い、
これ以上は難しいレベルで選び抜いたパーツにより組み合わされております。

余談ではございますが、先日職人さんに何パーツで仕上がってるか改めて確認したところ、実に78ものパーツで組み合わされていました

一般的な国産ラウンドファスナー長財布で30前後とのことなので倍以上のパーツが使用されていることになります。

※プレミアメイドシリーズ大容量タイプは全て同じ仕様となっております。

ここまでの取り組みで良質でないわけがありませんよね。

で、自身でも欲しくなり購入に至ったわけです(笑)

もちろん東京クロコダイル全商品『自分で買う価値あり』と、思うもの以外は大切なお客様にはご提案してません。

東京クロコダイルは皆様のお支えにより高級皮革専門ブランドとして大所帯になり、ラインナップも国内随一と言っていただけるようになりましたが、それ以上に企画段階でのボツ作品があります。
当然ではございますがご満足いただける自信があるもののみをネットショップでご案内しております。

ここまで、製造プロセスの案内みたいになってしまいましたが、本題の1か月仕様の蒼はコチラになります。

1か月使用の蒼です。中身を入れた状態で撮影。

国産生デニムの原反があったので敷いてみました。いい感じです。
そこまで長期間試用したわけではないので現段階で大きな変化はまだありません。

※画像で見るより現物の方がずっといい色味なのですが私の撮影技術では表現しきれません・・・。

体感的には、

  1. 色が少し濃くなる。
  2. よく触れる部分と触れない部分とのコントラストが増す。
  3. 手に吸い付くようなきめ細かいシルキーな質感がさらにシルキーに。
  4. 小傷が入った。

という感じです。

小傷はネガティブに受け取られる方もいらっしゃるかと思いますが、植物タンニン系である藍を使用している証明ともいえます。
あくまで染色部分の傷であり、クロコダイルの革自体にダメージがというわけでなく指で擦るとほぼほぼ消える感じです。
この点に関しましてはヌメ革を代表とするタンニン鞣しの牛革と似た特徴と言えますね。

使い込んでいくほどにいいアジが出そうな期待をさせてくれるハズです。

画像では藍染クロコダイル蒼の魅力を伝えきれていませんが現物の存在感、ラグジュアリー感、使い勝手も含め、手前味噌と突っ込まれそうですがとても上質に仕上がっていると言い切れます。

色味は幅広い年齢の方に間違いなく合う『大人なブルー』で本金のYKKエクセラファスナーもいいスパイスとなっております。

濃厚なゴールドカラーが特徴の本金ファスナー。テープカラーは藍色と相性のいい濃ネイビーを組み合わせています。

ファスナーはビジュアル的にも重厚感のあるYKKエクセラ上位モデルのダブル(両面タイプ)をつかっています。

デザインは東京クロコダイルでレギュラーデザインのラウンドファスナー大容量タイプで適度なカジュアル感も演出できるフォルムです。

東京クロコダイルの藍染シリーズはどのような経年変化をするのかというお問い合わせを予想以上にいただきましたので今回、このような記事を書くに至りました。

少しでもご参考いただければ幸いでございます。

まだ、使用一か月ですので半年、一年と経年変化の報告を恒例化していければいいなと考えてます。
他、ご不明な点等、ございましたらどんなことでもお気軽にお問い合わせくださいませ。

以上、東京クロコダイルでした。

クロコダイル藍染ラウンドファスナー長財布『蒼』を

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