みなさま、こんにちは、

東京クロコダイルです。

本日スモールクロコダイル革が入荷しましたので早速工房へ発送する手配をしました。

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それなりの枚数を確保する手配をしていたのですが検品をしたところ東京クロコダイル製品としておつくりできそうな質感の革はごくごくわずかでした・・・。

 

今回は東京クロコダイルのクロコダイル革の手配、選別の基準などの状況について簡単にご説明させていただこうと思います。

ワニは腹ばいで歩きますのでメインになるお腹部分の革は必然的にキズが多くなります。

東京クロコダイル製品はもちろん可能な限り良質な革を選別しておつくりしていますが完全に無傷のものは存在しないとご認識いただいた方が良いくらいでお腹のキズもそのクロコダイルが生きた証、個性としてご理解いただければ幸いです。

もちろん天然皮革としての許容範囲の話ですので万が一ご納得いただけないようなお品をお手元にお届けしてしまった場合はお気兼ねなくご指摘くださいませ。誠意もってご対応させていただきます。

 

非常にありがたいお話で今年に入ってから生産のキャパを超えるご注文をいただいておりお客様のご要望にお応えできるよう最善を尽くしてはいるのですが売り切れのお品が多くなる状況がここしばらく続いております。

 

また、連日、カラーオーダー等のご要望、お問い合わせを多数いただいています。

東京クロコダイルメインカラーであるブラック自体が不足しており染色前の下地を他のカラーへまわす余裕がなく、ご連絡いただけることを感謝しつつ気持ちの良いお返事ができていないこと不本意に思います。

ただ、この状況はまだまだ続きそうな予感がいたします。

この点に関しまして何卒、ご理解、ご了承いただけますようよろしくお願いいたします。

 

ご存知いただいている方もいらっしゃるかと思いますが東京クロコダイルでの主力商品はクロコダイル革ではメインとされるお腹部分を継ぎのない1枚で裁断するセンター取りになります。業界的には一番贅沢とされる裁断になります。

1つのお財布をつくるために1匹分のクロコダイル革を使用しますので大量生産はできません。

クロコダイルを含めワニ革全般は一部例外を除いて革の横幅のサイズで取引されています。東京クロコダイルの1枚取りで使用しているサイズは主に幅が25cm前後のものをお使いしています。

スモール、ナイル、ラージ、シャムとクロコダイル革全般で世界的にもこのサイズがなかなか手に入らない状況が続いています。

本当に驚くほど品薄です!

常にこちらに近いサイズでの手配をしているのですが養殖しているファームとしてはクロコダイル革はサイズでの取引なので大きく育てた方が比例して高く売れるからとのことです。

当然、先方もビジネスですので養殖場の言い分も確かに・・・、としか言いようがありませんね。

このような事情も加味しつつ、将来的にはお客様よりご要望をいただいております適度にワイルド感が演出できる大判のクロコダイル革を使用したタイプもラインナップに加えていこうと模索中です。

 

 

これからもご満足いただける製品を企画していけるよう取り組んでまいります。

引き続き東京クロコダイルをよろしくお願いいたします。