こんにちは。東京クロコダイルです。
早速なのですが本日染色依頼していました人気のクロコダイルバニラカラーを外注先の職人さんが染めているとのことで確認に行ってまいりました。
目地染めを施すクロコダイル革の染色工程をご紹介したいと思います。
ちなみに今回製作している革はナイルクロコダイルという種類のワニ革を使用します。
目次
- 下地の染色
- クロコの鱗の目地になるブラックカラーを乗せていく
- 干して乾燥させて染料をなじませる
- この作業を繰り返します
- ブラックの染料を落とす作業
- 完成
下地の染色
『製品ができるまで』でご紹介しましたクラストと呼ばれる染色前の下地からバニラカラーの土台の色を染めた状態です。
クロコの鱗の目地になるブラックカラーを乗せていく
完成時はブラックは鱗の目地(溝)の部分だけなのですが、この時点では全体的にブラックの染料を丁寧に手作業で刷り込んでいきます。
干して乾燥させて染料をなじませる
一回ブラックの染料を刷り込み半日乾燥させます。
この状態だと完成形のバニラカラーのちょうど逆のコントラストに見えます。
この作業を繰り返します
また上からブラッカラーの染料を塗っていきます。
塗って乾かす作業を鱗の隙間の目地にブラックの染料が十分に馴染むまで繰り返されます。
ブラックの染料を落とす作業
鱗の目にブラックが馴染んだタイミングでこれまで何度も繰り返して手間と時間をかけ染色したブラックを落としていきます。
美しく仕上げるという目的のため、妥協せず丹精込めた作業が続きます。
完成
表面のブラックがきれいに落とされてベースのカラーの鱗の目地にブラックが染められた状態で完成です。
クロコダイルの天然の鱗模様が従来の染色のものより強調され個性的なカラーリングになります。
落ち着いた光沢感と個性的ながら自然体なカラーリングが嫌味なく使えるとのことで現在バッグ、お財布ともにユニセックスで絶大な人気を誇っています。
東京クロコダイルも現在こちらのナイルクロコダイルバニラカラーの革を使用した新作のお財布を製作中です。
以上、バニラ加工の染色工程についてのお話でした。
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