みなさまおはようございます。
東京クロコダイルです。

ご無沙汰しておりましたがいかがお過ごしでしょうか?
お盆を過ぎて東京は一旦涼しくなったと思ったのですがここ数日うだるような暑さになってます・・・。
全国的にも猛暑日になっているところが多数あるとのことですので熱中症には十分お気を付けくださいね。

本当に大変ありがたいお話で以前から慢性的になってしまっているのですが生産の手配が追い付いておりません・・・。
売り切れ商品が多くなってしまっておりお問い合わせいただいているお客様や再入荷のお知らせをご依頼いただいているお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまっておりますm(_ _)m

以前にも記事にしたかと思いますが非常に希少性の高い革をさらに厳選するため革が染め上がって入荷しても検品の段階で東京クロコダイル製品に適した革がない場合は1枚も採用しないことがあり、生産が滞ってしまうこともあります。こんなに売り切ればかりだと勿体ないですよと公式以外にも出店している楽天さんからもご指摘をいただいております・・・。

ただ、東京クロコダイルブランドに関しては単にたくさんつくってたくさん売れればいいというスタンスには走りません。
たくさんのお品物の中から東京クロコダイルをお選びいただきさらにご注文いただけたオーナー様にご満足いただき長くお付き合いいただけるような作品としてお届けすることが最も大切なことだと考えています。

東京クロコダイルは自社に職人がいるわけではなく仕上がったクロコダイル革を外注先の職人さんに依頼して製作しております。
機械製品や海外工場での大量生産はともかくとして、人の手に依存するところの大きい皮革製品は当然ながら職人や工房によって得手不得手があります。例えばですが長財布、折財布は得意だけどラウンドファスナーは苦手、ふちの仕上げがヘリ返しは得意だけど切れ目は苦手などになります。私の知ってる限りですがどんなに熟練の職人の方でも大なり小なり分野があります。

また、基本的に牛革の財布職人は爬虫類皮革の扱いは苦手ですし爬虫類皮革の財布職人は牛革の扱いが苦手です。ですので同じ革製品といっても牛革の職人、爬虫類皮革の職人という感じで生産体制や生産ロットなどが異なります。バッグやかばんも同様に業界が分かれています。よく言えばきれいに棲み分けがされている感じです。ただ、中には両方扱われる職人さんもいらっしゃいますが・・・。

東京クロコダイルが製作を依頼する職人は以上の点を踏まえ、適材適所でベストなクオリティとシリーズによってはベストなコストパフォーマンスになるような生産管理しております。職人も苦手なものを無理してつくるより得手とする素材やデザイン、仕様のものを楽しみながらつくった方が当然良い作品ができあがります。

製作の際はオーナー様にお使いいただいている姿を想像しながらお願いしますとしっかりお伝えしております(笑)

東京クロコダイルは爬虫類皮革(エキゾチックレザー)といわれるクロコダイル、オーストリッチ、リザード、パイソンなど種類に関わらず様々な表情を持つ魅力的で奥の深いエキゾチックレザー製品の魅力をまだまだ発信していきたいと思っております。基本的にマニアックな話ですのでご理解いただけるマニアックな方にお使いいただきたいですし、色々ありすぎてどれを選んだらいいかわからないという方にも東京クロコダイルを安心してお選びいただけるよう日々心掛けております。

そのためには安易に妥協することなく原皮、鞣し、染色、製作の集大成として完成した作品をお届けする必要がありますよね。

ただ、先にお話しした通り、天然の個性のある革を使用し、タンナーの職人さんの感性で鞣し、染色され、縫製の職人さんがハンドメイド中心で製作しますので同じものは2つとありません。変な表現ですがその絶妙ないびつさ(個性)をご理解いただき楽しんでいただけましたら幸いでございます。

引き続き品薄状態の解消に取り組んでまいります。お待ちいただいている皆様にはきっとご満足いただけるお品をお届けさせていただきますので気長にお付き合いくださいませm(_ _)m

現在、連日多数のお問い合わせをいただいている人気のプレミアメイドシリーズの生産に取り掛かっております。
製作の進捗状況がわかり次第、こちらの公式ページ&公式Facebookでお伝えしていくようにいたしますのでチェックしていただければ幸いでございます。

近々予約販売ができるようになるかと思います。

今ロットも希少価値の高いクロコダイル革をさらに厳選しておりますので数に限りがございます。型によっては予約早期の完売もありえるかもしれません。その際は何卒、ご容赦くださいませ。

先日クロコダイル革の裁断をしましたので様子をちょっとだけ。

こちらはマットナイルクロコダイル無双長財布のおもて面です。

クロコダイルの裁断風景。仕上がりが美しくなるよう鱗模様のバランスをチェックする。

 

美しいセンターでの裁断。こちらはナイルクロコダイル革無双長財布のメイン部分に使われる。

 

ちなみに一番上のアイキャッチ画像はマットスモールクロコダイルオーガナイザーテオドーラの完成品&本裁ちのメインパーツに内装用のアノネイ社ボックスカーフを敷いて撮ったものです。

以上、東京クロコダイルでした。

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