みなさま、こんにちは。
東京クロコダイルでございます。
みなさまご存知のように東京クロコダイルでは自社で手配し、厳選した高級皮革を使用し、職人が製作するこだわりのメイドインジャパンの製品でご提案させていただいております。
店名に使用しているクロコダイル素材のみに執着せず、高級皮革全般にに興味をお持ちの方々にご提案できるよう企画させていただく方向で進めております。せっかく皮革において国内随一の取り扱い素材のバリエーションを誇っておりますのでご紹介していければと考えております。
以前より多数のお問い合わせ、商品ページへのアクセスがございましたパイソンラウンドファスナー長財布を企画からリニューアルし、先日アップいたしました！
今回はこちらのダイヤモンドパイソンラウンドファスナー長財布の製作風景も含めご紹介したいと思います。
ダイヤモンドパイソン革、カラーはブラック
今回の製品にお使いする革は東南アジア原産のダイヤモンドパイソン、バックカットです。
パイソンとは簡潔に言いますとニシキヘビ科の英名になります。
バックカットというのは背中をカットしお腹部分の中心をメインに使用する手法です。
インパクトのある幅広の鱗部分を主張することが可能です。
ご覧の通り、革の段階でも存在感がありますよね。
今回の製作で使用しているパイソンのサイズは革の幅が30cm強、長さが３ｍ強のものになります。
革で使用されるパイソンは全長５ｍを超えるものもあり、日本国内でのイメージである一般的なヘビとは全くサイズ感は異なります。ちなみに弊社の5月17日現在のパイソン革在庫で大きいので幅が４４ｃｍ、長さが４４８ｃｍでした。これでもかなり巨大なヘビですよね(笑)
ダイヤモンドパイソンは東京クロコダイルでお取り扱いしているクロコダイルやエレファント、リザード同様、ワシントン条約（CITES)で保護されており、厳しい検査のもと輸入されています。
東京クロコダイルで使用したパイソン革はクラストと呼ばれる染色前の鞣しが終わった段階の下地の状態から国内タンナーへ外注し、染色したものになります。
こちらのダイヤモンドパイソン革を使い、継ぎのないきれいなセンター取りになるよう裁断し、浅草の縫製の職人のもとに届けられます。
外装の製作風景、芯材を張り合わています
内装の製作風景１ 慎重にパーツの製作を行います。
内装の製作風景２ 内装パーツにも余念がありません。ちなみに小銭入れ部分を組み立てています。
縫う際はミシンは使いますがハンドメイド中心での製作です。
職人たちがコツコツ時間と手間をかけて仕上げていきます。
インパクトはありますがマットな質感ですので嫌味なくシーンに溶け込みます。
そして完成したのがこちら！
今回はスーツに合わせてますがもちろんカジュアルなファッションとも相性はよいです。
パイソン革は古くからヨーロッパのスーパーブランドでも採用されておりファッションアイテムとしての注目度の高さがうかがえます。現在、色々な加工が開発されてますが今回は素材を活かした仕上がりにしております。
近年、パイソン素材はネットやテレビショッピング等でも海外製品がお求めやすいお値段で販売されていますし、弊社セイジョも卸事業の分野では海外製品のお取り扱いもございます。こちらは様々な販路や販売形態でご採用いただいております。
東京クロコダイルブランドに関しましては国内染色、国内生産の差別化は素材、パーツ、縫製等々、しっかり施されておりますので手にしていただければ違いは一目瞭然で感じていただける自信がございます。
また、今回製作したパイソンシリーズは経年変化をお楽しみいただけるような染色を施しております。
大事にお使いいただけましたら数年後には革は手に馴染み、美しい光沢をご堪能いただけます。
また、色味に深みが出てきますので愛着もってお使いいただけること間違いなしです。
たまに『ウロコが取れるのでは？』と、聞かれることがございますが魚のように取れて落ちるみたいなことはございません。
革は見た目以上に丈夫ですので神経質になりすぎずにお使いいただいても大丈夫です。
ただ、他の革同様、湿気や水分、乾燥には弱いのでその点につきましてはご注意くださいね。
パイソン特有のご注意点はスレなどによりウロコ部分がめくれたような質感になることがございます。
ウロコの方向に逆らわないようにするのも長くお使いいただく秘訣です。
パイソン素材がお好きな方はもちろんのこと、コスパ抜群ですのでディープな高級皮革製品の世界への入り口としてもご検討いただけましたら幸いです(笑)
カラーはブラック、チョコ、オークの3色展開になります。
以上、東京クロコダイルでした。
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